クックパッドに訪れる生活者の多くは、「今夜の夕食はなにつくろう?」という調理課題を持ち、クックパッドは「毎日の料理を楽しみにする」というミッションを掲げ、サービスを展開しています。
そのような中で、生活者の調理課題に対して、日常生活でブランド(商品)が購入される可能性、つまり、どのようなジョブ(※)が発生するのかを理解することは最も重要なことであるといえます。
なぜなら、ジョブを理解することで、生活者のニーズに見合ったブランド(商品)の購買経験や使用体験を設計することが可能となるからです。
それにより、顧客はブランド(商品)に対する必要性を自然と理解することができ、特定のジョブに合致した、真っ先に購買・使用するべきブランドとして認識することができます。
結果として、顧客は自ら進んでそのブランド(商品)を購入するため、安定した購入サイクルへとつながり、柔軟性のあるカスタマージャーニーをマッピングすることが可能となるでしょう。
貴社ブランドがどういったジョブのもとに購入されているか、より精緻なカスタマージャーニーマップを描いてみませんか。
(※)ジョブ理論とは、イノベーション理論の権威であるクレイトン・M・クリステンセン教授が発表した理論。顧客が解決したい用事や仕事を「ジョブ」と表現し、商品はそれを片づけるために「雇用(ハイア)」されるというユニークな視点から、イノベーションを予測可能なものにする「ジョブ理論」を提唱している。